東京都教育委員会 送迎バスを緊急調査

記事の内容(要点抜粋)

東京都教育委員会 送迎バスを緊急調査

調査期間は2022年9月9日~9月27日(公表は10月12日)。

バス通園を行っている施設数

・保育所等 … 123施設
・幼稚園 … 427施設
・認定こども園 … 67施設
・特別支援学校幼稚部 … 4施設

降車時のバス内の見回りを行っているか

「行わないことがある」
・保育所等 … 3施設
・幼稚園 … 1施設

「行わないことが多い」
・保育所等 … 1施設

連絡なく欠席している園児の保護者確認

「行わないことがある」「行わないことが多い」
・保育所等 … 6施設
・幼稚園 … 28施設
・認定こども園 … 7施設

バス内のセンサーなど、見落としがないシステムの導入

・保育所等 … 5施設
・幼稚園 … 9施設
・認定こども園 … 3施設。

ほとんどの施設で導入されていないことが明らかになった。

参照元:リセマム
https://resemom.jp/article/2022/10/17/69083.html

記事にひと言

「ほとんどの施設で導入されていないことが明らかになった」とあるが、そもそも調査をおこなった9月末時点でセンサーの取扱い業者は皆無の状況でした。ネット検索で見つかるのは「海外から輸入予定」「開発中」の2社だけ。防犯カメラのようなものを独自に取り付けていた園もあるかもしれませんが、「そもそも選択肢がない」というのが実際の状況でした。

どこの都道府県でも似たような結果になると思いますが、チェックを怠っている園はごく一部。そして重大事故が起きてしまうのは「降車確認」と「欠席確認」がダブルで漏れているような場合です。

スタッフの高齢化を見据えて、ヒューマンエラー防止策(安全装置の導入)には賛成です。ただ、現時点で野党の法案に書かれているような「後部座席のボタン(運転手を車内で巡回させ、目視で確認)」の場合、「同乗の添乗員がボタンを押す → 降車作業開始」と対策が無意味になる可能性が高いと思っています。

同様の事故を完全になくすための政策のはずなので、安全性の高い仕組みになることを願っています。

参考リンク

〇東京都教育委員会
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2022/release20221012_01.html

〇野党 通園バス置き去り防止法案を共同提出
https://safety-sensor.com/221014-houan/

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