補助金対象の安全装置
現在、内閣府から安全装置のリストが公表されています(40機種)。
参考:送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のリストについて(内閣府)
当サイトのおすすめ
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「降車時確認式」と「自動検知式」の両方の機能を備え、もちろん国のガイドラインにも適合しています。
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安全装置の義務化までの流れ
2021年の出来事
21年07月 福岡県の保育園でバス車内に置き去り死亡事故発生
21年08月 国 → 都道府県 → 園に緊急の通知
・登園時の人数をダブルチェックで確認
・運転手以外の職員の同乗と乗降時の人数確認
・危機管理マニュアルの見直し
2022年の出来事
04月 県による定期監査の実施開始
・危機管理マニュアルの整備
・帳簿の整備
・衛生管理など
09月05日 静岡県のこども園で置き去り死亡事故発生
09月23日 鹿児島県のスイミングスクールで置き去りが発生
参考:
https://safety-sensor.com/220925-blog/
10月12日 政府が安全装置の設置義務付けを決定
【台数】約44,000台
【罰則】業務停止命令や従わない場合に罰則も
【例外】小中学校・放課後児童クラブ
参考:
https://safety-sensor.com/221012-safety-sensor/
10月14日 野党が「通園バス置き去り防止法案」を提出
参考:
https://safety-sensor.com/221014-houan/
10月17日 岸田総理が衆院予算委員会で「事業者負担ゼロ」を表明
参考:
https://safety-sensor.com/221018-blog/
10月18日 埼玉県の特別支援学校で置き去りが発生
参考:
https://safety-sensor.com/221020-blog/
年内 ガイドライン策定(予定)
※12月20日にガイドライン公表。
23年04月 安全装置設置義務化(予定)
・経過措置は1年という案もあったが詳細は不明
当サイトの意見(22/10/25時点)
工事を伴う装置は現時点では控えたほうがよい
∵ 取替作業が必要な場合にコストがかかる
→ 再工事や保護者への説明が必要になることも
→ 伝わり方によっては園に対する不信感にも
情報収集と迅速な対応は必須
& 現状、安全装置の選択肢は少なく、工事が必須
ガイドラインの内容について(2022年12月20日更新)
参考:国土交通省発表
規格に適合しているか判断がつかない
ガイドラインは23ページあります。
その中で安全装置の設計や製造について、次のような考え方が示されています。
置き去り防止を支援する装置は、電源電圧が±20%の間で変動した場合において正常に作動するものでなければならない。
4.11 【考え方】(ガイドライン p.11)
① 取り付けの際の保護等級
IEC規格529-1989に基づき、車室内に取り付ける部品はIP40、その他の部品はIP54の保護等級を確保すること。
② 対候性
IEC68-2-30-1980に基づき、7日とする。
参考:送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン
要件を満たす安全装置がない
参考:国土交通省発表
実際にガイドラインの確認すると、次のように記述されています。
5.1 降車時確認式の装置の機能要件(ガイドライン p.11-12)
5.1.3.1 (略)当該装置が作動していない少なくとも次に掲げる機能不全状態を検知したときは、運転手等が明確に確認できる位置に設置されたステイタスディスプレーを赤色に点灯若しくは点滅させる方法又は断続的な音声による方法によりその旨を通知するものとする。
① 制御装置の配線の断線
② 制御装置の電源喪失
5.2 自動検知式の装置の機能要件(ガイドライン p.17-18)
5.2.3.1 (降車時確認式と同じ内容なので省略)
この他にも、今回のガイドラインには次の記載があります。
7. 不具合の対応(p.23)
8. 保証期間(p.23)
規定を満たす安全装置を公表予定
国土交通省のプレスリリースを読むと、次の記述があります。
安全装置の情報はどうやって集めているの?
当サイトでは「安全装置」「送迎バス」など複数のキーワードで情報収集を行ない、最新の情報を反映しています。
参考:
・国土交通省プレスリリース
・Yahoo!ニュース
・PR TIMES
・@Press
・value press
2023年1月27日更新
2023年1月27日、政府は送迎バスの安全確保について関係府省会議を開催。安全装置について17万5000円を上限とした費用の補助を正式に決定し、6月末までの設置完了を求めています。
参照元:テレビ静岡
安全対策は「安全装置の設置」や「職員による点呼(降車時)」を義務付け。違反した場合には業務停止命令など罰則の対象となる。なお、安全装置はガイドラインの仕様に適合するものが補助の対象となる。
参照元:テレ朝news
小倉將信 こども政策担当大臣は、通園バスに設置を義務づけている安全装置について「今年6月までに3万7000台を供給できる見込み」。現在運行しているバスに対して十分な量とのことです。
参照元:TBS NEWS DIG
まとめると、次のようになります。
・ガイドラインに適合するものが補助の対象。
・設置完了は6月末まで。
・37,000台の安全装置を供給できる見込み。
安全装置の開発状況
「顔認証技術」による登園把握の実証実験を開始
参考:PRTIMES
呼吸や鼓動を検知する置き去り検知システムを開発(実証実験へ)
参考:RESPONS
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作成日:22/10/24
更新日:23/04/02